2026年上半期の東南アジアの投資・M&A動向に関するレポートを公表いたしました。宜しければご覧頂ければ幸いです。
主なポイントは以下となります。
■日系企業によるM&A動向
2026年上半期における日系企業による東南アジア企業のM&A実績は、件数は23件と前年同期比10%増、金額はUS$2,510Mで715%増であった。増加の理由としては、ENEOSによる、シェブロンのシンガポールを中心とした東南アジア・オーストラリアにおける製油・燃料販売などの下流事業(取得額US$2,170m )の買収が大きな要因となる。弊社がサポートさせていただいた案件も、投資金額が開示されている主要案件の中で上位5件の一つとして掲載されております。
■日系企業によるマイノリティ出資・スタートアップ投資
マイノリティ出資・スタートアップ投資は36件で、前年同期比22%減、金額はUS$144Mで75%減。金融およびIndustrialsセクターの案件数が高い割合を維持する一方、減少傾向にあったITセクターの件数比率が2026上半期にかけて再び拡大した。
■エントリーバリュエーションは相対的に割安な環境に
2026年上半期は全10業種でEV/EBITDA倍率が低下し、特にエネルギーセクターは13%超の下落。株価指数の動きとは必ずしも連動せず、買収を検討する投資家にとって相対的に有利な環境の可能性。
■PEファンドの投資はメガディール主導で拡大
2026年上半期のPE投資額はUS$10.1Bと前年同期比240%増(件数は38%減の29件)。地政学リスク下でも、データセンターをはじめとするインフラ分野の大型案件が金額を牽引。
